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 長期管理
日本アレルギー学会から出された喘息予防・管理ガイドライン2006から抜粋しました。(一部変更)
ガイドラインが絶対ではないですが エビデンスを重視した1つの模範的な治療です。
 
乳児・小児気管支喘息の長期管理に関する薬物療法プラン

重症度

ステップ
間欠型

ステップ
軽症持続型

ステップ
中等症持続型

ステップ
重症持続型




乳児

なし
(発作に応じた薬物療法)

抗アレルギー薬
<追加治療>
DSCG吸入
吸入ステロイド薬

吸入ステロイド薬

<追加治療>
吸入ステロイド以外の
右記薬剤。

吸入ステロイド薬
以下の1つまたは両者の併用
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
DSCG吸入(24/)

幼児
25歳)

発作に応じた薬物療法

抗アレルギー薬
あるいは
吸入ステロイド薬(考慮)

吸入ステロイド薬

<追加治療>
吸入ステロイド以外の
右記薬剤。 

吸入ステロイド薬
以下の1つまたは複数の併用
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
DSCG
・テオフィリン徐放製剤
・長時間作用性β2刺激薬
 (吸入/貼付)

年長児
615歳)

発作に応じた薬物療法

吸入ステロイド薬
あるいは
抗アレルギー薬

吸入ステロイド薬

<追加治療>
吸入ステロイド以外の
右記薬剤。

吸入ステロイド薬
以下の1つまたは複数の併用
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
・テオフィリン徐放製剤
・長時間作用性吸入β2刺激薬
DSCG
・貼付β2刺激薬

 
成人喘息の長期管理における重症度に対応した段階的薬物療法
重症度 ステップ 1
軽症間欠型
ステップ 2
軽症持続型
ステップ 3
中等症持続型
ステップ 4
重症持続型






●:連用
〇:考慮
○喘息症状がやや多いとき
(たとえば月に1〜2回)
血中・喀痰中に好酸球
増加のあるときは下記の
いずれか1剤の投与を考慮

吸入ステロイド薬(低用量)

・テオフィリン徐放製剤

・ロイコトリエン受容体拮抗薬

・DSCG

・抗アレルギー薬
吸入ステロイド薬
  (低用量)連用

●上記で不十分な場合は,
下記のいずれか1剤を併用

・テオフィリン徐放製剤

・ロイコトリエン受容体拮抗薬

・長時間作用性β2刺激薬
  (吸入/貼付/経口)

○DSCGや
  抗アレルギー薬の併用
吸入ステロイド薬
  (中用量)連用

●下記のいずれか1剤
  あるいは複数を併用

・テオフィリン徐放製剤

・ロイコトリエン受容体拮抗薬

・長時間作用性β2刺激薬
 (吸入/貼布/経口)

○Th2サイトカイン阻害薬併用
吸入ステロイド薬
  (高用量)連用
●下記の複数を併用

・テオフィリン徐放製剤

・ロイコトリエン受容体拮抗薬

・長時間作用性β2刺激薬
 (吸入/貼付/経口)

○Th2サイトカイン阻害薬併用

●上記のすべてでも
  管理不良の場合
・経ロステロイド薬の追加
 
長期管理の薬物療法をみて分かることは、6歳以上の 喘息患者であれば ステップ 2 以上では
吸入ステロイドが基本の治療
となることです。
 
 JPGL 2005・JGL 2006の重症度(発作型)分類の対比
発作型 治療ステップ JPGL 2005 小児 JGL 2006  成人
間欠型 ステップ1 症状: 軽度症状 年に数回・季節性
短時間作用性β刺激薬頓用で短期間で
症状は改善し持続しない
症状: 軽度で短い 1回未満/週
夜間症状: 2回未満/月
軽 症
持続型
ステップ2 症状: 軽度症状 1回/月〜1回未満/週
ときに呼吸困難を伴うが 持続は短く
日常生活の障害は少ない
症状: 1回/週〜1回未満/日
日常生活・睡眠障害: 1回以上/月
夜間発作: 2回以上/月
中等症
持続型
ステップ3 症状: 軽度症状 1回/週〜1回未満/日
ときに中〜大発作となり日常生活が障害される
症状: 毎日
短時間作用性β2刺激薬をほぼ毎日必要
日常生活・睡眠障害:  1回以上/週
夜間症状:1回以上/週
重 症
持続型
ステップ4-1 症状: 毎日持続する
週に1〜2回中〜大発作となり日常生活が障害される
治療下でもしばしば増悪
症状: 毎日
日常生活に制限
しばしば夜間発作
重症持
続型2
ステップ4-2 ステップ4-1の治療を行っても症状が持続する
しばしば時間外受診・入退院を繰り返す
日常生活が制限される

表から解ることは同じステップでも成人より小児の方が1ランク症状が軽いことです。
ステップ 2 から 吸入ステロイドが推奨されていますので 小児(6歳以上)は 1回/月以上 
成人は 1回/週以上の症状があれば 吸入ステロイドがベースの治療
として入るということです。
(小児では1回/週ではステップ3となり、乳児喘息でも吸入ステロイドが推奨されています。)
つまり 小児喘息の方が早期に治療に入らなければならないと言うことです。
これは小児喘息患者の4割が成人喘息に移行する現状も踏まえた early intervention です。
 
現在の治療を考慮した喘息重症度の分類
現在の治療ステップ
ステップ 1 ステップ 2 ステップ 3 ステップ 4








ステップ 1 1 2 3 4
ステップ 2 2 3 4 4
ステップ 3 3 4 4 4
ステップ 4 4 4 4 最重症持続
(1はステップ1  2はステップ2  3はステップ3  4はステップ4)
現状の症状と治療内容から、現状に合った治療を決める表ですが、少し変えて掲載しました。
ガイドラインでは症状もステップ分類しているため混乱しやすくしていると思いますが
要は (現状の症状のステップ)+(現在の治療ステップ)−1=現状に合った治療ステップ
(4以上はステップ4)です。これにそぐわなければならないというわけではありませんが目安です。
また、喘息コントロールテスト(ACT)のような、客観的な指標も参考になります。
 
注)すべての患者さんにACTを推奨するものではありません。
  病状によってはピークフローメーターによる管理が必要です。
 
 
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